2020年もあと数日で終わりですね。今年はいつもと違った1年となり、エンタメ業界・音楽業界は特に影響を受けた年でした。SPARKSもLIVEが無くなったり練習ができなくなったり蠍座・金星人の集まりとしてはモヤモヤした時期もありましたが、持ち前の企画力・行動力を生かしてwithコロナでの活動の仕方ができてきた1年だったかなと思います。
生活が一変した1年だったので、忘れないためにもこの1年を振り返っておこうかなと。そして数年後読み返した時に、「こんな時期もあったね」と笑えれば良いなと思います。
春
コロナが世界的に広まり、日本の緊急事態宣言が出たのが4月でした。SPARKSもこの直前くらいから練習を中止し、感染防止に努めていました。ただ、練習を全くしなくなるのはつまらない、何かしてみんなと繋がっていたいねという思いから、先生にオンラインレッスンを申し出たのがこの時期でした。
オンラインだとラグがあるから一緒に歌えない・家なので大きな声を出すにも限界がある、など色々な障壁がありましたが、そこはポジティブSPARKS。
・一緒に歌えない ＝ 個人個人の発音や歌い方を丁寧に教えてもらえる
・大きな声が出せない ＝ 喉に力を入れない楽な歌い方の練習になる
などなど、良いことも発見もあったなと思います。実際、リアルレッスンが始まった時には、声を合わせてなかったにも関わらず、声が出しやすい・合わせやすいという実感がありました。
また、個人の活動としてはmadokaが「全力ラジオ体操」と称してインスタライブを始めたのもこの時期。ここからもこの状況下で何かをしたいという欲が垣間見えます。
夏
本当は6月にあったはずのSoulJamLIVEですが、もちろんできることもなく。そうすると、各所のライブハウスの存続も危うくなるとのことで、いつもお世話になっている「GRAPEFRUIT MOON」のTシャツを買って勝手に応援写真を撮ったりしていました。
madokaのインスタライブも恒例化してきており、そこでSPARKS Tシャツを着たらSPARKSの宣伝になるのではないかという話から、SPARKS公式グッズ第1弾のTシャツを作ることに（もちろん大平衣装に発注 笑）。ライブもないのに調子に乗って白と黒を作ってしまったので、これ何かに使いたいよね→動画作ろうということになりました（←いつも衣装ありきで始まる）
madokaが動画制作の学校に一時期通っていたことから、動画編集もできるようになっていたので、この時期はやっていたオンラインでの歌動画を制作することになり、SPARKS初Covered MV 「I Smile」の制作に至ったのでした。まだ見ていない方は是非。
秋
本来だったら夏の怒涛のフェスのあとで疲れているこの時期。人前で歌える場所のなかったSPARKSは元気でした 笑。オンラインの動画もネット上に溢れるようになり、変わったことがしたくなってきた私たちは、第2弾Covered MV「Wanna be Happy」の制作を開始。今回は屋外ロケ＋個人撮影＋レンタルスペースでの撮影＋録音を実施し、大掛かりな撮影となりました。madokaプロデューサーのカット割や画角にもこだわりが出始め、ノリで公式グッズ第2弾「SPARKSパーカー」（通称スパパ）も大平衣装に発注し、何気に忙しく過ごしていた秋頃でした。
この頃になると、感染対策を行なった上での配信ライブなども始まり、SPARKS初の配信ライブも経験。阿佐ヶ谷ドラムでは2回の配信ライブをさせていただきました。初めてカメラ越しに見る自分たちの姿に感動したり、その分反省もあったりと、新しい生活様式での音楽活動のあり方が見えてきたのかなと思います。
冬
冬と言えばクリスマス！SPARKSはクリスマス大好きメンバーなので、これはクリスマスMV絶対撮りたいよね！この曲歌いたい！と秋口に突然思いつき、そこから準備し始めた結果バタバタしてました 笑。
いつも習っている吉田英樹先生に音割をお願いしたら、クリスマス前にMVアップ出来ないと確信していた私達は、別途サポートいただきつつ練習を開始。同時にMVの内容も考え始めました。
曲は私がやりたかった「Joy to the World」。加えてクリスマスらしく賛美歌も入れたいなということで、「Silent Night」のアカペラから始めるというSPARKS特別ver.の第3弾MV「Christmas Edition 2020 〜Silent Night ＆ Joy to the World」となりました。Joy to the World はクリスマスパーティーっぽい画で撮りたいというのはすぐ思いついたものの、Silent Nightは荘厳な感じで撮りたいけど場所どうしようといった問題が。そこで手を差し伸べてくれたのが武蔵小杉にある「高願寺」でした。高願寺でお寺ヨガを実施されており（今は感染防止のため休止中）、SPARKSのメンバーがよくお世話になっていたので、nanaから高願寺に打診してもらったところ快くOK！”クリスマスソングをお寺で撮影する”という宗教を超えた撮影となったのでした。
12月にはSoul Jamでの配信LIVEも開催され、SPARKSはSoul Jam合同曲「Joyful Joyful」のソロパートを任されるなど、多少クワイヤーとしての実力値を感じる出来事もありました。
個人活動としては、madokaと私のSPARKS初ユニットCovered MV「Chestnuts Roasting On An Open Fire」をアップ。元々は、madokaが「来年はこの曲やりたいな」と私に相談してきたのを、「まだクリスマスまで時間あるよ」と焚きつけ、忙しいmadokaをさらに追い込むなどしました。
最後に
こうして振り返ると、LIVEができない代わりに色々と自分たちで考えて企画して、結果忙しい一年だったなと思います。まだまだこの状況がいつまで続くか分かりませんし、自由度に制限がある不安な毎日ですが、私達には歌があって、直接会えなくても音楽で繋がれる実感を得られたことは、人生の中で貴重な経験だったと思います。
今年は意図せずSPARKSにとって動画元年となりました。今までは自分の歌を振り返ることなく突き進んできましたが、こうやって動画となることで、来年またこのタイミングで「去年より上手くなったね」と笑えるよう、努力していけたらなと思います。
私達はうまくないかもしれないけど、上手い人だけの「音楽」ではない。誰よりも音を楽しめるSPARKSで来年もありたいと思います。
2020年12月末日 written by Wachy